ボアアップ(DAYTONA ビッグボアキット115cc)
2005/08/14

ピンクリップが取れたら、あとはピストンピンをラジオペンチで引き抜きます。 すると、ピストンがストンと取れます。見えているのはコンロッドです。
左がデイトナ製、右が純正です。 手術後の摘出した臓器たち。ビバ100円ショップ!
ガスケットのかすをカリカリと取ります。 左と右のクランクケースの段差をなくします。
段差というか、ガスケットみたいなものがはみ出ていたので、ヤスリがけをしました。かすが出るのでウエスは必ず詰めて行います。ちょうどTシャツの袖が適当な量でした(汗)。 ピストンリングをはめていきます。旧ピストンとリングの取り付きは一緒なので参考にします。
リングは上からトップリング、セカンドリング、オイルリングの3箇所です。 まずは片方のピンクリップを先に付けておきます。
リングは当たり前ですが、下から順に付けていきます(汗)。一番下のオイルリングは薄いリング二枚がギザギザのリングを挟んでいる形です。先に薄いリング二枚をはめてから、その間にギザギザをはめると良いと思います。 セカンドリング、トップリングをはめて、指定の位置に切り込みをずらします(120°ずらす)。
ケチャップ入れ(っていうかなんでも良いのだけど・・・)にエンジンオイルを入れます。 ピストンリング、ピストンピン、ピストンピンの穴にオイルを塗布します。

コンロッドにもオイルを塗布し、ピストンを組み込みます。

「EX」と刻印されている方が前(排気側)です。間違えないように!
そしてピンクリップをラジオペンチを使って装着します。これがまた難しいっす!! シリンダ内側にオイルを塗布します。
カムチェーンテンショナを移植します。ラジオペンチで引っ張って穴にバネ先端を引っ掛けます。 シリンダを組み込みます。ピストンを入れるのが難しいです。ピストンリングをピストンの溝に押し込みつつシリンダに入れていきます。爪を使って360°ぐるりとはめていくのが良いと思います。