コロタン文庫

小学生の頃、今で言うところの「鉄ちゃん(てっちゃん)」、当時は普通に“鉄道ファン ” とか、“鉄道好き ” とか言いましたが、まさにそれでした。

その頃は東京に住んでいたので、盆と正月に名古屋のおばあちゃんの家に行くのが楽しみでした。住んでいた社宅に同級生で名古屋が在所(いなか、故郷のこと)の親友がいました。小学4年の時、その親友と2人だけで新宿から「特急あずさ」に乗り、塩尻で「特急しなの」に乗り換え、名古屋まで行ったのですが、今思えば、もうその頃には確実に“鉄道好き ” でした。

自分たちで時刻表を調べて、塩尻での乗り換え時間を考え、吉祥寺の「みどりの窓口」に切符を買いに行くという、どこからどう見ても鉄道好きな子どもでした。

その頃、お小遣いをためては近所の本屋に買いに行ったのが「コロタン文庫」でした。この「コロタン文庫」、子ども向けの辞典のような本なのですが、今読んでも難しい、理解するには相当の知識が必要な「子ども向け」の本で、とても難解なのですが、分からないなりに面白く、ページが取れるほどボロボロになっても何度も何度も読み返しました。

コロタン文庫(近年ヤフオクで買った)

自分は鉄ちゃんでも「乗り鉄」派でしたので、「国鉄駅名全百科」が特に好きで、これだけは捨てられず今でも当時買ったものを持っています。

この「コロタン文庫」で おたく(オタク、ヲタク) の道に進んだ人は相当数いるのではと思います。僕はその後、「撮り鉄」を経て「カメラ好き」になり、鉄道からなんとか逃れることができたのですが、今でも初めての鉄道に乗ると浮ついて、つい先頭車両の運転席後方に行ってしまいます(汗)。

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