小田急バス
自分がまだ小さい頃、よく小田急バスに乗って吉祥寺に出かけていました。小田急バスといえば白地に赤ライン、走る犬の横姿がシンボルマークの、三鷹市民にはおなじみの路線バスです。
道路前方が見えてバスの運転手さんも見える左側の一番前の席が空いていれば言うことなし。当時の小田急バスの運転手はバス同士がすれ違うと「ビシッ!」と敬礼するのですが、これがめちゃカッコいい!これを見たいがためにバスに乗っている、ってくらいにカッコよかったです。
自分がクルマの運転をするようになって、対向車に道を譲ってもらうときなど、パッと手を上げて挨拶すると、未だにその時の光景を思い浮かべてニヤついちゃいます(汗)。でも最近の若いドライバーはあまりそういう挨拶をしないんですよね。なんだか寂しい・・・。
スピード違反の取り締まりを対向車に教えてあげるのに「パッシング」で知らせたり、「譲ってくれてありがとう」と手を上げたり、そういうコミュニケーションが昔はあったと思うのですが、どこに行ってしまったんでしょう?そう思ってネットで調べたところ、運転中にハンドルから手を離すなんて!とクレームがあったかはわかりませんが、小田急バスでも「走行中の運転手による相互挨拶」いわゆる「挙手礼」は業務命令で禁止されているようで・・・。
自分が子ども心に「カッコいい」とあこがれたあの挨拶が、最近の若者は見ていないとなると、そういうドライバー同士のコミュニケーションが薄れてしまうのもうなずけます。最近の殺伐とした路上に足りないのはコミュニケーションだと思います。ぜひバスの運転手さんの「敬礼!」を復活させてカッコいいコミュニケーションの復興を!