0系新幹線の車いす対応

なんとなくコロタン文庫の新幹線全百科を見ていたら「車いすでも利用できます」という見出しが!1983年(昭和58年)にはもう9号車は車いす対応になっていたんですね~、知らなかった。

本によると
1.車いすでの出入りが容易なように、出入り口とデッキ通路を1メートルに拡大
2.着席時に車いすをたたんで置けるように、3人がけの座席を2名がけとした(デッキ側二列)
3.車いす使用者が横になって休めるよう、業務用室を改良して寝台設備のある個室を設置
4.便所の拡大
などである、と書いてあります。

今の設備とほとんど変わらないんだな~と思う反面、考え方にあまり進歩がないなと感じました。今でも手動車いすをたたんで席に移乗するというのがあのスペースの考え方なんですね。現在では電動車いすや折りたためない車いすの人、座位保持のため移乗することが難しい人など、車いすユーザーも様々です。車いすから移乗できない人はしょうがないので座席になるべく近づけてあのスペースにいることになると思いますが、どうしても通路を少し遮るような感じになっちゃいますよね。車内販売のワゴンも通るし。

上の写真はプラハからウィーンに移動したときに乗ったレイルジェットという特急電車ですが、これくらい余裕があるとうれしいですよね。この車両は新幹線でいうグリーン車なのですが、普通料金で乗れます。たぶんグリーン車のほうが通路や座席に余裕があるので、車いすスペースをグリーン車に設けているのかなと思います。考え方がスマート、合理的です。

新幹線もグリーン車に車いすスペースを、とは言いませんがもう1席外して車いすのまま他の乗客に気を使わずに乗っていられるスペースを確保してほしいな~と思います。もう昭和じゃないので(汗)。

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