人生2回目の骨髄バンクドナーとなり、骨髄を提供してきました。そして2回の体験で分かったことを、これからドナーとして骨髄を提供する方々にどうしても伝えたいと思いました。
■「尿道カテーテル」のこと
僕がどうしても改善してもらいたいこと。それは「尿道カテーテル」のことです。腰の痛みよりも「排尿時の痛み」がつらかったという方は多数いらっしゃると思います。僕もそうでした。2回とも「排尿痛」が一番つらかった…。特に男性は痛いらしいです(女性と比べて尿道が長いかららしい)。
前回のドナー体験から、なんとかカテーテルの痛みを軽減する方法はないかと思っていました。先生に会う度に「カテーテルがつらかったので、細い管を使ってください」とお願いしました。入院前に麻酔科の医師の健診がありますが、その時も同じようにお願いしたところ、「うちの病院では基本的に骨髄移植ではカテーテルは使用しません」とあっさり答えてくれました。「え?本当ですか?」 自分の耳を疑いました。「はい。手術時間が短いので使いません。」 やったーーー!!!
しかし、手術当日、正に手術室の中で当日の麻酔科の医師から「うつ伏せになるとどうしても尿が出る恐れがあるので、麻酔が効いてからカテーテルを入れて、麻酔が切れる前にカテーテルを抜きますから、それでご了解願えませんか?」と言われました。手術台に上がっている僕は正しく「まな板の上の鯉」。ただ、前回とてもつらかったのが、意識が戻った時にカテーテルが入っていることでした。動いた時の痛み、違和感、不快感、カテーテルを抜く時の痛さがとてもつらかったので、それらの痛みがないならいいやと思い、了解しました。しかし、結局はカテーテルを入れたことには変わらず、排尿時の痛みは前回と同様、かなりの痛みを伴うものでした。
これがカテーテルなしであれば、骨髄提供に伴う痛みはかなり低減されると思います。人生一度きりの体験と思えば、十分に耐えられる痛さではあるのですが、もしこの痛みを経験しなくても良いなら、もっとドナーの負担は減るのになぁと思いました。
では、どうすれば良いのでしょう?>>