昭和52年に建てられた鉄筋コンクリート造の専用住宅を生活介護へリフォームした。用途変更が必要なので民間の確認検査機関に確認申請を提出した。

1階に多目的室、訓練・作業室を設け、2階は相談室、事務室とした。車いすの利用者が相談室を使いたい場合は訓練・作業室の障子を閉めることで閉じられた空間となる。愛知県の場合、多目的室、訓練・作業室ともに一人当たり2㎡以上必要となる。

スロープで玄関の高さまで上がることで、玄関の高低差を解消し、車いすの利用者でも問題なく建物内に入ることができる。多目的室は応接間、DK、和室だったところを一部屋にし、広々とした空間とした。訓練・作業室は和室の続き間をそのまま使うことで、とても落ち着く空間となった。トイレ・洗面は元々トイレや浴室があった北側に配置し、給排水設備を集約した。

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