土台無理な話

報道ニュースの災害レポートで「土台から流されています」とか「土台だけ残ってあとは流されています」という感じで使われる「土台」ですが、そもそも土台とは一体なんでしょう?

よく比喩的に「土台ができていない」、「土台をしっかりする」など言われますが、建築用語としての土台とは、「基礎の上に乗る水平材で柱を受ける部材」です。材質としては木材です。一般的にヒノキの4寸角が使われます。

ですので、ニュースで「土台だけ残ってあとは流されています」と言われたら、本来は基礎とその上の土台だけが残り、土台の上の「柱、梁、外壁、屋根」などが流されたと解釈するはずなのですが、たいてい画面に映っているのは土台も流され、基礎だけ残った状態です。言葉の定義にうるさいNHKですらそんな感じです。「家の土台」=「基礎」というイメージでしょうか。

「基礎」という言葉が混乱に拍車をかけてる気もします。基礎と土台。簡単に言えば、コンクリートのところが基礎で、木材のところが土台です。とっても簡単な話なのですが。。。

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