オルタネーターの不具合

夜、寒い季節になるとエンジンルームから「キュルキュル」という音が聞こえてきます。
エンジンを掛けてすぐの症状です。夜なのでヘッドライトを付けて走り出す訳ですが、どうも電気をたくさん使うと「キュルキュル」と鳴り出すみたいです。この「キュルキュル」がくせ者で、路地を曲がる時など、徐行程度のスピードになるとエンジンがストンと止まってしまうのです。

そこで困った時の「駆け込み寺」、“mixiホンダライフ360保存会”。

色々とアドバイスを頂いていたら、ふと思い出しました!
以前の所有者であるエンフィールドさんが「ICオルタネーターに換装してある」と言っていたことを。その時は意味も分からず「ふんふん」と分かったふりをしていたのですが(汗)、これが原因!?
ネット情報によるとスズキのF6A系エンジンのオルタネーターが流用可能とのこと。これもそうかな?

mixiで先人達に聞いたことをまとめると、ICオルタネーターには一長一短があり、ノーマルのよりも発電量の多いオルタネーターに換装すると、負荷が大きくなることでベルトが滑って発電量が下がり、電圧不足になる恐れがあるとのこと。

そうするとオルタネーターを純正のものに戻すか、とりあえずオルタネーターのベルトを新品にしてみるか、そのあたりが解決方法になりそう。

そんな状態でずるずると乗っていたのですが、寒い日の朝、我が家のメインカーも同じようにエンジンルームから「ヒューン」という音が聞こえるようになりました。「これはオルタのベルトが鳴いてるな」、なんて知ったかぶりつつ。ちょうど車検だったので、ベルトの交換をお願いしたところ、「まだ十分使えるので“鳴き止めスプレー”を塗っておきました」とのこと。

これはいいことを聞きました(笑)。

ベルト鳴き止めスプレー

ベルトを交換する前に「ベルト鳴き止めスプレー」を試してみます。
オルタネーターのベルトにきっちりスプレーするためにサービスマニュアルで言う「ベルトカバーA」を外します。これが一苦労。5本ものボルトで止まっており、下の方のボルトが外しにくい……。
IMG_6466
汚~い!!
IMG_6467
よく見るとベルトが当たってすり切れた後が……。
IMG_6468
外すとこんな感じ。
IMG_6464
ベルトに「MITSUBOSHI MPMF-1315」と書いてありました。
触ったところベルトの裏が真っ黒でした。
IMG_6465
ここで登場。「KURE ベルト鳴き止めスプレー 798円」。
IMG_6470
エンジンを止めてベルトの裏にスプレー。エンジンを掛けて、また止めて。そしてスプレー。これを何度か繰り返します。
IMG_6471
これで良くなったのでしょうか?まだ夜に乗っていないので分かりません(汗)。
ベルトを交換する可能性もあるので、カバーは外したままにしておきます。
関係ないですが、フェンダーミラーが見にくいので、「ピープミラー」なるものを無理やり付けてみました。でも凸面鏡じゃないのでちょっと見にくいです(汗)。
IMG_6472
IMG_6474

結局ベルトを交換しました

「ベルト鳴き止めスプレー」を吹いて数日後、夜に乗ってみました。
結果としては「鳴きやまず」。。。
前ほどは鳴かなくなりましたが、完全に鳴かなくなることはありませんでした。
カバーを外した時、これなら簡単にベルトを交換できそうと思ったので、遠回りをしましたがベルトを交換することにしました。
Amazonにて購入。「ローエッジベルト MPMF1315」488円+送料630円。
でも届いたのは「MPMF1315“T”」。品番が違う……。
調べたら後継品みたいでちょっと安心。
IMG_6485
オルタネーターを留めているボルト、上下2本を緩めてベルトを外す。上のボルトでベルトの張り加減の調整ができる訳ですね。一応現在の位置を修正液で書き込みました(白い線)。
IMG_6488
この下側のボルト、車の下からじゃないとスパナが届かない。そしてとても固い……。CRC556を吹きかけてなんとか外れました。
IMG_6489
外したベルト(左)と購入したベルト(右)。購入したベルトの方が幅が広いのは古いベルトが消耗したせい?
IMG_6491
IMG_6492
ベルトが外れた状態。
IMG_6493
“新車解説書”によると「10kgの力で押した時、10mm~15mmのたわみになるように調整」。
IMG_6496
ベルトを交換したところ。
IMG_6498
夜ヘッドライトを付けてもベルトが鳴かなくなりました!
が、勢い余って何気なくポイント調整をしたところ、点火時期がおかしくなってしまいました……。

次はポイント調整に挑戦です。