ウォーターポンプ取り外し

久しぶりにエンジンをかけるとガチャガチャといつもよりも盛大に音がする・・・。エンジンの下を見ると冷却水が漏れてる。ネットで調べるとどうもウォーターポンプ(以下、ウォーポン)が故障してるっぽい。

ということで休日が本業チャンネルを参考に(?)まずは取り外してみます。

オルタネーター(自分のは買った当初からスズキのものに換装済)を緩めます。ボルト2箇所でとまっています。下のボルトは車体下からアプローチします。先に修正ペンなどで現況の位置を記録しておきます。

ベルトを外します。

続いてウォーターポンププーリーを外します。ボルト3本で固定されています。プーリーが回ってしまうのでスクーター修理で購入したプーリーホルダーで固定しながらボルトを外しています。

外したウォーポンプーリーがこちら。

ウォーポンプーリーを外すと見えてくるタイミングベルトテンショナーのボルトを外します。ボルトの位置をマーキングして取り付け時に元の位置に戻します。

ウォーポンの上にあるタイミングベルトプーリーを取り外します。これもプーリー自体が回ってしまうのでプーリーホルダーを使って外します(写真撮り忘れ・・・)。タイミングベルトをずらして外すと、タイミングベルトプーリーを外すことができます。

外したタイミングベルトプーリー。

おっと!外す前にやるべき重要なこと。それは「ピストンを上死点に合わせる」こと。写真のようにTマークに合わせます。

タイミングベルトプーリーの位置も確認。切り欠きがカバーのボルト位置に水平に来ていること。これを確認しないと最悪バルブとピストンが衝突するらしい。。。

ウォーポンはボルト3本で固定されています(図の24番)。この図だと1本しかありませんが。。。

上の図でいうと14番のコネクティングパイプが外れにくいのでトンカチで優しく叩いて外しました。

外したウォーポンがこちら。汚いを越えてグロい(泣)。

サンドペーパーや歯ブラシ、プラスチック製スクレーパーなどでキレイにしました。

これをチマKさんのところに持っていきます。

ウォータポンプ取り付けに続く。

ウォーターポンプ取り付け

チマKさんのところで手に入れたウォーターポンプを取り付けていきます。

まずはネオライフさんで購入したパッキン2つを組み付けます。

次に規定トルクでボルトを3本取り付けます。

折角の機会なのでタイミングベルトも取り替えます。こちらもホンダ純正品をネオライフさんで購入。左が新品、右が今までのもの。

まずはTマークとタイミングベルトプーリーの切り欠きを確認する。タイミングベルトのギザギザが一コマでもずれると調子が狂うらしい(汗)。

上の写真はもうタイミングベルトが掛かっていますが、Tマークをズラさずにタイミングベルトを掛けるのは至難の業です(泣)。ベルトは固いしコマがうまく合わないし必死にやってるとTマークズレてるし(汗)。そうそうウォーポンに付くタイミングベルトの張りを調節するアジャストアーム(?)を一番緩い位置にしてからベルトを掛けましょう(これも必死にやってるとなぜかズレるのでボルトを締めておくと良いのかも)。プーリーの中心のボルトも規定トルクで締め付け。

アジャストアームのアジャストボルトを元の位置に戻して締め付けます(写真はタイミングベルトを掛ける前ですね・・・)。サービスマニュアルには「・・・すると自動に最適な張力で張られる」とありますがもうお歳なのでその機構は信じないほうがよろしいようです。

オルタネーターも同様に元の位置に戻します(張り過ぎが原因でウォーポンが故障したのではなかった?)。指で押して10~15mmのたわみが適正値だそうです。

ラジエターの冷却水(クーラント)を入れていきます。ラジエターのドレンボルトもネオライフさんで購入した新品に取り替え。

エア抜きのためブリージングウォーターボルトを緩めます。固着している個体が多いそうですが自分のライフはなんとか緩みました。

下準備ができたので冷却水を入れていきます。

2リットルほど入れたらブリージングウォーターボルトから冷却水が漏れてきたのでいったん入れるのをやめます。そしてエンジン点火!かかりました!!アイドリングで10分経ったらエンジンを止め液面をチェック。液面が下がっていたら再度口元まで補充します。

最後にスペアタンクに400ccほど冷却水を補充して終了!再度エンジンを掛けて液面が下がらなければOKです。10分以上アイドリングしてたらエンスト!プラグがカブった(汗)。

ウォーターポンプ交換前の動画。

ウォーターポンプ交換後の動画。ガチャガチャ音が無くなりました♪♪