フロントを下げたついでにリアの車高を落とします。
簡単な方法がmixiのホンダライフ３６０保存会に書いてあったので、その方法を試してみようと思います。

自分なりに解釈すると

「シャックルの上部をメインで緩め、ジャッキでホーシングを押し上げることで、リーフに荷重を掛ける（リアに荷重がかかっている状態を作り出す）。この時シャックルが固定されていれば車体を上へ押し上げる力になるが、シャックル上部が緩んでいることで、リーフが後方に突き出される。そのことでリーフの位置が上がり、すなわち車高が下がる。」

ということでやってみます。

まずはホーシングにウマをかけます。

シャックルのボルト（ここを一番緩める）、

後ろ側ブッシュのボルト、

そして、前側ブッシュのボルトを緩めます。

ここで一度ウマを外してリアに荷重を掛けます。ジャッキでリーフスプリングを下から突き上げ、荷重を増したところでボルトを締めます。

リアを落とす前。

リアを落とした後。ん？変わってない？

比較するとこんな感じです。若干下がっています。

参考に。フロント。およそ５ｃｍのアキ。地面からフェンダーまでの高さ５３ｃｍ。

リア。およそ８ｃｍのアキ。地面からフェンダーまでの高さ５６ｃｍ。

やっぱりリアの方が落ち方が少ないので、気持ち前傾姿勢になっています。
リアをあと２～３ｃｍ落としたいところです。

簡易的な方法ではあともう一歩リアが下がらなっかたので、ブロックを入れてリアを下げることにしました。

ブロックを入れる場合、ホーシングとリーフスプリングを固定しているＵボルトが純正のものでは長さが足りなくなるので、足の長いＵボルトが必要となってきます。ネットで検索したところ「ジムニー」に使われる社外品ロングＵボルトが流用できそうです。

ライフに付いている純正のＵボルトは径がＭ１０で、ボルトの芯々の間隔が６３mm、長さが９５mmといったところです。ジムニーJA11のフロント左用のＵボルトが径がＭ１０で、ボルトの芯々が７５mm、長さが１６０mmなので、間隔さえ狭くすればなんとか使えそうと判断。ということで「アウトクラスカーズ」というジムニー専門店で計４本注文。

もうひとつの必要部品であるブロックですが、こちらはアルミフラットバーの厚み２５mm、幅５０mmという商品がネットで売っていたので、長さを１２０mmに切ってもらって２個注文しました（楽天の秘密基地というショップで購入）。

フラットバーに１０mmの穴を開けます。なぜ穴を開けるかは後ほど。

ブロックを入れる前にフェンダーの高さを測ります（いままで毎回忘れてたけど…）。

簡易ローダウン時点で５５．５cm（ん？前回と違うぞ）。

まずはジャッキアップしてウマを掛けます。

Ｕボルトを外します。真ん中のボルトが問題のボルト。

リアダンパーが接続されているので外します。

外した部品。

このパーツがバンプストッパー。ゴムでできています。緩衝材ですね。

Ｕボルトを比較すると計算通り１２mmほどの差があります。

ここで近所のホームセンターで万力を借りて間隔を縮めました。

アルミブロックに穴を開けた理由はこれ。ホーシングからボルト（Ｍ８）が突き出ているので、穴を開けて逃げます。このボルトは本来板バネのズレ防止のためにあるようです。

バネが底をついた時、ホーシングが車体に当たらないようにバンプストッパーが緩衝材の役目をするわけですね。

しかし、このままだとバンプストッパーがすぐ当たってしまうので、アルミブロックの厚さ分バンプストッパーを短くします。

カッターで切り取りました。

ちゃんとパーツを付けられるか試してみます。大丈夫そうです。

Ｕボルトをナットで締めていきます。

取り付け完了！

反対側から見たところ。

同じように反対側もブロックを入れます。さてタイヤを付けてウマを外して測ってみます。５２．５cmになりました。３cmほど下がったことになります。ん？アルミブロックの厚みは２．５cmのはずなのに……。でも理想的な下がり具合です。

後ろから見るとこんな感じ。

横からみたところ。ブロックを入れる前は若干フロント下りでしたが、これで平行に近くなりました。

改造前（簡易ローダウンする前）と改造後（ブロックを入れた後）。比較するとかなりリアが落ちていることが分かります。

とっても良い感じです。
しかし、マッドガードが車止めブロックにヒットします……（泣）。

久しぶりにライフの写真を撮りました。