ずっと前から挑戦してみようと思っていて、なかなか手の出せなかった「ポイント調整」。下手にいじって今より調子が悪くなるよりは、と目をつぶっていました。しかし、「タイミングライト」なるモノを購入してしまったからにはやってみたくなります。ちゃんと勉強もせず、タイミングライトを使いながらバキュームアドバンサーを調整してみたところ、回転数が落ちてくるとアクセルを踏んでも回転が上がらず、最後にはエンストしてしまう始末……。
mixiでポイント調整のアドバイスを頂き、自分でもサービスマニュアルをちゃんと読んで、いざトライ!
用意したもの。新品のポイント(ネオライフにて購入)。セッティング用の豆電球(電気街で部品を調達)。シックネスゲージ(これはバイクいじりで持っていた)。そしてタイミングライト(Amazonにて購入、3000円)。
オルタネーターのベルトがかかっている一番下の輪っかに「クランクプーリー」があります。14mmのスパナで回します。本当は長いギアレンチがあると良いのですが。カバーが付いていると回すのが難しいかも知れません。
スパナでクランクプーリーをグルグル回し、見つけました!「T」マークと「F」マーク。歴代の持ち主のどなたかがマークに色を付けています。
僕もFマークに修正液でマーキングをしました。これでタイミングライトで見た時に見やすくなると思います。
サービスマニュアルとにらめっこ。専門用語だらけ……。
これが今回の元凶、バキュームアドバンサー。ボルトを緩めて前後に動かして点火タイミングを調整します。
でました!ホンダで言うところのコンタクトブレーカー。一般にポイントと言われているようです。これを新品に取り替えます。
上が新品のポイント。下が外したポイント。
外したポイントですが、接点面がずれていました。エンジンの具合に影響あり?
新品は接点面も綺麗でまっすぐ付いています。
シックネスゲージで間隔の調整。0.3mm~0.4mmだそうです。この時「T」マークに合わせてから調整します。ポイントを留めている右側のネジの穴(写真ではシックネスゲージの下)が調整できるように遊びがあります。
ポイントから出ているコードをコネクタで外し、間に豆電球を接続します。「クランクプーリーを回し、Fマークが合わせマークに合った時に豆電球が切れように調整する」とサービスマニュアルには書いてありますが、僕の場合、豆電球は完全には切れず、若干暗くなりました。この調整はバキュームアドバンサーを前後に動かして行います。
その後、エンジンをかけてタイミングライトで点火時期が合っているかを確認します。プラグに繋がるコードにタイミングライトの先を引っ掛けます。
点火のタイミングでライトが「パッ」と付き、パラパラまんがのようにFマークが合わせマークあたりに浮かび上がります。
写真はTマークの方に合っちゃってますね(汗)。
試しに近所をぐるぐる回ってみたところ、アイドリングも安定し、ライトオンでもエンストせず、オルタネーターベルトを交換したことと相まって、とても調子が良くなった気がします。